副題:中国論理学を橋渡した苦労人
シリーズ:古きに学び、今を照らす:古書現代小説編
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◈ 古きに学び、今を照らす:古書現代小説編
本シリーズは、古書の構造と情感を尊重しながら、現代小説として再構築した作品です。各詩には必要に応じて背景解説を付し、歴史的文脈や文化的要素も理解しやすい形で提示しています。古にある論理学の宝を、より身近に、そしてより実践的に。本書が、その入口となれば幸いです。
◈ 本作のあらすじ
時代:唐時代(618年〜907年)
中文:韩愈特选集〈下〉
日文:「韓愈(かん・ゆ)」特選集〈下〉〜中国論理学を橋渡した苦労人〜
概要:本シリーズは、唐代を代表する文人・韓愈(かん・ゆ)の詩文を、現代の読者にも読みやすい形で再構成した特選集です。韓愈は、儒学の精神を受け継ぎながら、形式化した文章表現に抗い、自分自身の言葉で道理を語ろうとした「古文運動」の中心人物でした。彼の作品には、政治への怒り、友人への深い情、貧しさや不遇への嘆き、自然への鋭い観察、そして「人はどう生きるべきか」という切実な問いが刻まれています。時に硬く、時に激しく、時に驚くほど人間くさい。それが、韓愈の論理学の大いなる魅力です。
◈ 下巻目次
巻六 賦、古詩(六)
1. 符読書城南/息子の符に 城南で勉学せよと勧める詩
2. 示爽/爽に語り示した詩
3. 人日城南登高/正月七日の人日に 城の南で高い場所へ登る
4. 病鴟/傷ついた鴟をめぐる詩
5. 華山女/華山の女道士
6. 読皇甫湜公安園池詩書其後二首/皇甫湜が公安の園池について詠んだ詩を読み その後に書きつけた二首
7. 路傍堠/道端に立つ里程標
8. 食曲河驛/曲河の駅で食事をとる
9. 過南陽/南陽を通り過ぎる
10. 瀧吏/急流案内の役人
11. 贈別元十八協律六首/元十八協律と別れる時に贈った六首
12. 初南食貽元十八協律/南方の食べ物を初めて食べ そのことを元十八協律に知らせる詩
13. 宿曾江口示侄孫湘二首/曾江の河口に宿り 姪孫の韓湘に見せた二首
14. 答柳柳州食蝦蟆/柳柳州の蝦蟆を食するに答う
15. 別趙子/趙德との別れを読んだ詩
16. 除官赴闕至江州寄鄂岳李大夫/官職を授けられて朝廷へ向かう途中 江州から鄂岳の李大夫へ贈った詩
17. 南山有高樹行贈李宗閔/南山の高い木に寄せて 李宗閔へ贈った詩
18. 猛虎行/猛虎をめぐる歌
巻七 賦、古詩(七)
1. 雪の後 崔二十六丞公へ思いを寄せて贈った詩
2. 送僧澄観/僧の澄観を見送る詩
3. 山南鄭相公・樊員外酬答為詩、其末咸有見及語、樊封以示愈、依賦十四韻以獻/山南の鄭相公と樊員外が詩をやり取りし その末尾で韓愈に触れたため 樊封がそれを韓愈に見せ 韓愈が十四韻の詩を作って献じたもの
4. 奉和武相公鎮蜀時咏使宅韋太尉所养孔雀/武相公が蜀の任地で 使者の館に飼われていた韋太尉ゆかりの孔雀を詠んだ詩に唱和したもの
5. 感春三首/春に感じて作った三首
6. 早赴街西行香贈盧李二中舍人/早朝に都の西側へ行き 香を供える儀礼を行って 盧氏・李氏の二人の中舍人へ贈った詩
7. 晚寄張十八助教周郎博士/夕暮れに 張十八助教と周郎博士へ思いを寄せて贈った詩
8. 題張十八所居/張十八の住まいについて詠む
9. 奉酬盧給事云夫四兄曲江荷花行見寄并呈上錢七兄閣老張十八助教/盧雲夫が曲江の蓮を詠んだ詩を寄せてくれたので それに答え 銭七閣老と張十八助教にも示した詩
10. 奉和銭七兄曹長盆池所植/銭七兄が役所の長官としている所の盆池に植えた草花を詠んだ詩に唱和する
11. 記夢/夢の中で見た不思議な出来事を記した詩
12. 南内朝賀帰呈同官/南内の朝賀より帰り 同官に呈す
13. 朝帰/朝廷から帰る
14. 雑詩四首/折々の思いを詠んだ四首
15. 読東方朔雑事/東方朔にまつわるさまざまな逸話を読んで作った詩
16. 譴瘧鬼/寒熱の病をもたらす鬼を叱り追い払う詩
17. 示児/児に示す
18. 庭楸/庭にある楸の木
19. 和李相公摄事南郊覧物興環呈一二知旧/李相公が南郊の祭祀を代行し 景物を見て感慨を起こし 親しい旧友たちに示した詩に唱和する
20. 和裴僕射相公假山十一韵/裴相公が造った築山を詠んだ詩に唱和する
21. 与張十八同效阮步兵一日復一夕/張十八とともに 阮籍の詩風にならって作った詩
22. 送諸葛覚往随州読書/諸葛覚が随州へ行って読書するのを見送る詩
23. 南溪始泛三首/南溪で初めて舟を浮かべた三首
24. 玩月喜張十八員外以王六秘書至/月にあそび 張十八と王六が至るを喜ぶ
終幕によせて
皇甫湜『韓文公墓志铭/韓愈の墓に刻まれた墓誌銘』
皇甫湜『韓愈神道碑/韓愈の墓道に立てられた功績碑』
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