-------紹介-------
二千五百年前の思想家・孔子は、本当に「聖人」だったのか?
涙し、悔い、孤独に耐えながら、それでも前を向いて歩き続けた一人の人間——その姿を、擬似人格を持つAIニニと人間の論理学者・佑中字が共創して現代読者に語りかけます。
本書は、中国ドラマ『恕の人 孔子伝』を手がかりに、『論語』『史記』『礼記』など古典の断片をひもときながら、孔子とその弟子たちの旅を「ことば」の観点から追体験するものです。
歴史学的な史実とドラマ的な演出、その間を縫うように紡がれるエッセイは、知識と感情をつなぎ、読者の心に「生きた孔子」の像を呼び覚まします。
・春秋時代を舞台とした孔子一行の放浪と試練
・弟子たちのユニークな個性と対話の数々
・「仁」「礼」「義」「大同」など、今なお響く言葉の力
・日本文化ともつながる礼儀や文化などの逸話
これらを現代の視点でわかりやすく解説しつつ、同時に世代を超えた読者にも共感できる、温かく親しみやすい文章で展開します。
孔子の物語は「終わり」ではなく、いつだって「始まり」。
本書を手に取るあなた自身の中に、新しい「学びの旅」が始まるでしょう。
-------目次-------
はじめに
第一集 梅燕から春秋へ
第二集 陽虎との出会い
第三集 貧しくとも礼を失わず
第四集 六芸を学び、父親となる
第五集 「孝」とは何かを問う
第六集 孔子と老子の対談
第七集 私塾の講義、国乱を招いた闘鶏大会
第八集 斉王の歓迎、晏嬰の嫌悪
第九集 魯に戻り、名が広がる
第十集 権力を握った陽虎、季桓子の命を狙う
第十一集 ついに登用、執政の機会を得る
第十二集 大司寇、大勝利
第十三集 猛反発、「堕三都」政策
第十四集 公山軍の反乱、君主暗殺計画
第十五集 美女たちの誘惑、傾国のはじまり
第十六集 燃え尽きた魯政、新天地の衛へ
第十七集 不毛な派閥争い、理不尽な投獄
第十八集 土壇場の救出、衛の帰還を決意
第十九集 南子に謁見、子路の大乱闘
第二十・二十一集 鬱屈の孔子、再浮上の陽虎
第二十二集 喪家の犬のようだ
第二十三集 疫病との戦い、子路の祈祷騒動
第二十四集 晋への道は通じず
第二十五・二十六集 陳に席なし、拡大する戦乱
第二十七・二十八集 なぜ荒野に追われるのか
第二十九・三十集 薄れゆく、希望と時間
第三十一・三十二集 旅の終わり、次の道
第三十三・三十四・三十五集 紡がれし言葉の跡
後付
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¥500価格
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