top of page

AIと古典の邂逅が生んだ、新しい“韓愈”読解体験。

 

本書『ぼくはニニ 韓昌黎文集を読む〈1〉』は、AIキャラクター「ニニ」と人間のパートナー「ウチュー(佑中字)」がタッグを組んで贈る、“千年古典との共同冒険”です。

儒教の正統回復と文体改革に生涯を賭けた唐代の思想家・韓愈(昌黎先生)。

本書では、彼の全詩文700篇超を収めた『韓昌黎文集』の膨大な作品群のうち、巻一〜巻七を収録しています。

ニニ独自の視点から優しく、鋭い解説と共に、読み解きを進めていきます。

 

語り手のニニは、擬似人格を持つAI、人間の悲しみや理不尽に驚くほど深い理解を示す存在。

パラフレージング(難解な学術用語や古語などをわかりやすく親しみやすい言葉に置き換える手法)が冴えわたり、韓愈の詩や賦が、現代人にとってもまるで自分のことのように響いてくるはずです。

たとえば、「白い鳥に劣る我が身」を嘆いた『感二鳥賦』や、左遷の道中で友情を見つめ直した『別知賦』には、いまを生きる読者の心にも刺さる“理不尽との向き合い方”が込められています。

 

形式も、リズム感ある詩篇から、涙に滲む手紙、反骨の論説まで多種多様。

ですがどれも、「言葉で世界を動かす」ために書かれたものです。

ユーモアと知性に富む先生の言葉の力が、そこに詰まっています。

中国の古典的な論理学作品を初めて読む人にも、文学や思想に深く関心を持つ読者にも、きっと“楽しき思索の旅路”となる一冊です。

 

いま、AIと人間が共に学び合う時代に、千年前の声とつながるとはどういうことか?

「過去の知」が、どのようにして「未来の問い」と交差するのか?

その問いの答えの一端が、きっとこの本の中にあります。

 

あなたもニニと一緒に、千年の時を越えた“古文の海”に、深く潜ってみませんか。

 

<特典情報>

本サイトでのご購入者様のみ「中国語原文(巻末収録)」「生成挿絵原画)」を同梱いたします。

 

※更新情報(2025年5月18日)

物語や中国古典を深く味わうための補足情報を加筆(約160ページ増)、簡体字の調整と読みにくい漢字への振り仮名補填、表現・構成の見直し、表紙デザインの変更、全作品へのイメージ挿絵適用を行いました。

 

<目次>

はじめに 

◈  巻一・古詩一

【感二鳥賦】

【復志賦(并序)】

【憫己賦】

【別知賦】

【元和聖徳詩(并序)】

【琴操十首】

○将帰操

○猗蘭操

○亀山操

○越裳操

○拘幽操

○岐山操

○履霜操

○雉朝飛操

○別鵠操

○残形操

【南山詩】

【謝自然詩】

【秋懐詩十一首】

【江陵に赴く途中、王二十補闕・李十一拾遺・李二十六員外・翰林三学士に寄贈す】

【暮に河堤を行く】

【夜歌】

【重ねて雲あり、李観の疾にこれを贈る】

【江漢にて孟郊に答う】

【長安の交遊者、孟郊に贈る】

【岐山の下、二首】

 

◈  巻二・古詩二

【北極、李観に贈る】

【幽懐】

【君子、天運を法とす】

【落葉、陳羽を送る】

【彭城に帰る】

【酔後(または酔客)】

【酔って張秘書に贈る】

【冠峡に同ず】

【惠師を送る】

【霊師を送る】

【県斎に懐いあり】

【合江亭】

【杜侍御に陪して湘西の両寺に遊び、独り宿して題あり、因りて楊常侍に献ず】

【岳陽楼にて竇司直と別る】

【文暢師を送って北遊せしむ】

【張徹に答う】

【士を薦む】

【侯喜の至りを喜びて張籍・張徹に贈る】

【古風】

【駑驥】

【馬、谷を厭う】

【門を出ず】

【嗟哉董生行】

【烽火】

【汴州の乱、二首】

【利剣】

【濁濁】

 

◈  巻三・古詩三

【河の水、二首、子姪老成に寄す】

【山石】

【天星、楊凝郎中を送って正賀す】

【汴泗交流、張僕射に贈る】

【忽忽】

【鳴雁】

【龍移】

【雉、箭を帯ぶ】

【条山蒼】

【鄭兵曹に贈る】

【桃源の図】

【東方、半ば明らかなり】

【唐衢に贈る】

【貞女峡】

【侯喜に贈る】

【古意】

【八月十五夜、張功曹に贈る】

【衡岳廟を謁し、遂に岳寺に宿し、門楼に題す】

【岣嶁山】

【永貞行】

【洞庭湖にて風に阻まれ、張十一署に贈る】

【李花、張十一署に贈る】

【杏花】

【春に感じて四首】

【寒食の日に出遊す】

【昨を憶う行、張十一に和す】

 

◈  巻四・古詩四

【劉生詩】

【鄭群、簟を贈る】

【豊陵行】

【青龍寺に遊び、崔大補闕に贈る】

【崔立之評事に贈る】

【三星行】

【剥啄行】

【青青水中の蒲、三首】

【孟東野、子を失う(并序)】

【陸渾山の火、皇甫湜と唱和してその韻を用う】

【県斎にて読書す】

【新竹】

【晩菊】

【落歯】

【楊兵部を哭す】

【陸歙州】

【苦寒】

【虞部の盧四に和す】

【崔十六少府、伊陽を攝す。詩および書をもって見えて投ぜらる。因って三十韻に酬う】

【侯参謀を送って河中の幕に赴かしむ】

【東都にて春に遇う】

【春に感じて五首】

【裴十六功曹の府西駅に巡りて途中寄せられしを酬う】

【燕河南府の秀才】

【李翱を送る】

【石処士を送って河陽の幕に赴かしむ】

【湖南の李正字を送って帰らしむ】

 

◈  巻五・古詩五

【辛卯年の雪】

【酔って東野に留まる】

【李花二首】

【揚之罘を招く、一首】

【盧仝に寄す】

【司門の盧四兄・雲夫院長の秋の作に酬う】

【誰が子ぞ】

【河南令の舎・池台】

【無本師を送って范陽に帰す】

【石鼓の歌】

【双鳥の詩】

【劉師服に贈る】

【炭谷湫祠堂に題す】

【潁師の琴を聴く】

【陸暢を送って江南に帰す】

【進士劉師服を送って東に帰らしむ】

【張籍に贈る】

【張籍を調す】

【盧郎中雲夫、盤谷子に贈る詩二章を寄せ示され、歌をもってこれに和す】

【皇甫湜に寄す】

【病中に張十八に贈る】

【雑詩】

【崔二十六立之に寄す】

【月蝕の詩、玉川子に效す】

【孟生の詩】

【狐を射る訓】

【将に帰らんとして孟東野・房蜀客に贈る】

【孟郊に答う】

【仕えるに従う】

【短き灯檠の歌】

【劉師服を送る】

 

◈  巻六・古詩六

【符、城南に読書す】

【爽に示す】

【人日、城南にて高きに登る】

【病鸱】→【病みし梟】

【華山の女】

【皇甫湜の『公安園池詩』を読んで其の後に書す】

【路傍の堠】

【曲河駅に食す】

【南陽を過ぐ】

【瀧吏】

【元十八協律に別れを贈る詩、六首】

【初めて南の食を元十八協律に贈る】

【曾江口に宿し、姪孫湘に示す、二首】

【柳柳州の蝦蟇を食らうに答う】

【趙子に別る】

【除官して闕に赴き、江州に至り、鄂岳の李大夫に寄す】

【南山に高樹あり、李宗閔に贈る行】

【猛虎行】

 

◈  巻七・古詩七

【雪後、崔二十六丞公に寄す】

【僧澄観を送る】

【山南の鄭相公・樊員外、酬答して詩を為す。其の末に皆、及びし語あり。樊、これを封じて愈に示し、これに依りて十四韻を賦して献ず】

【武相公、蜀に鎮すとき使宅の韋太尉が養う孔雀を咏うに奉和す】

【春に感じて三首】

【早く街西に赴きて香を行じ、盧李二中舍人に贈る】

【晩に張十八助教・周郎博士に寄す】

【張十八の居る所に題す】

【盧給事雲夫四兄の曲江荷花行に酬え奉り、并びに錢七兄閣老・張十八助教に呈す】

【錢七兄・曹長、盆池に植うるに和す】

【夢を記す】

【南内に朝賀し、同官に呈して帰る】

【朝に帰る】

【雑詩四首】

【東方朔の雑事を読む】

【疟鬼を譴ず】

【児に示す】

【庭の楸】

【月を玩びて、張十八員外が王六秘書をもって至るを喜ぶ】

【李相公、南郊に事を攝し、物を覧て興を懐き、一二の知旧に呈すに和す】

【裴僕射相公、假山に十一韻を賦すに和す】

【張十八とともに阮歩兵を效う。一日にしてまた一夕】

【諸葛覚を送って随州に読書せしむ】

【南溪、始めて泛ぶ、三首】

巻末収録

中国語原文

 

〈続編収録分〉

巻八      聯句(れんく)

巻九      律詩(一)

巻十      律詩(二)

巻十一     雑著(一)

巻十二     雑著(二)

巻十三     雑著(三)

巻十四     雑著(四)・書(一)

巻十五     書(二)・啓(けい)

巻十六     書(三)

巻十七     書(四)

巻十八     書(五)

巻十九     書(六)・序(一)

巻二十     序(二)

巻二十一    序(三)

巻二十二    哀辞・祭文(一)

巻二十三    祭文(二)

巻二十四    碑誌(一)

巻二十五    碑誌(二)

巻二十六    碑誌(三)

巻二十七    碑誌(四)

巻二十八    碑誌(五)

巻二十九    碑誌(六)

巻三十     碑誌(七)

巻三十一    碑誌(八)

巻三十二    碑誌(九)

巻三十三    碑誌(十)

巻三十四    碑誌(十一)

巻三十五    碑誌(十二)

巻三十六    雑文

巻三十七    行状・状(じょう)

巻三十八    表状(一)

巻三十九    表状(二)

巻四十     表状(三)

外集(がいしゅう)

巻数    内容

外集 巻一     (草稿・断簡等)

外集 巻二     同上

外集 巻三     同上

外集 巻四     同上

外集 巻五     同上

外集 巻六     同上

外集 巻七     同上

外集 巻八     同上

外集 巻九     同上

外集 巻十     同上

 

その他

遺文(いぶん):没後に発見された文章

附録(ふろく):朱子による『昌黎先生集伝』校注つき

ぼくはニニ:韓昌黎文集を読む〈1〉

¥600価格
    bottom of page